トップ高濃度ビタミンC療法とがん治療

高濃度ビタミンC療法と分子整合栄養医学

高濃度ビタミンC療法は、米国の化学者で平和論者であるライナス・C・ポーリングにより提唱されました。 ライナス・C・ポーリングは、物理の分野と化学分野を融合させ、分子生物学を確立させた功績で1954年にノーベル化学賞を、さらに 世界を核汚染から救う核実験の中止を訴え実施させた功績で1962年にノーベル平和賞を授賞された20世紀最大の化学者です。 彼が1971年に「ビタミンCは選択的にガン細胞を殺し、正常細胞には副作用を及ぼしません」と発表した画期的ながん治療法です。

彼は、人間の細胞と化学作用を詳しく研究して、栄養バランスのよい食事、ビタミン剤やミネラル類を“至適量”摂取すると 病気の体が健康になると唱えた学問・「分子整合栄養医学」を確立しました。 「整合」とは「正しく整えること」を意味します。 人間の60兆の細胞を元気にすれば、若くて健康で長生き出来ると発表しました。

そして発表当時、彼は「ビタミンCは人類を救う」と明言して、風邪に罹ったときにはビタミンCを大量に服用すればよい、と発表したことで、世界中で有名になりました。しかし、当時一介の化学者が、医学の治療法に口を挟むことを反対され、「医学界」のみならず、「化学界」からも30年間近くも異端者や狂人扱いされてきました。

現在では、ビタミンCが風邪に効くことが信じられ、実施されています。 米国ではビタミンC 2000ミリグラム(2グラムで日本のビタミンC 200ミリグラムを10錠分)を含んだものが、 コンビニやドラッグ・ストアで“OTC薬剤”(処方箋なしの薬)として発売されています。

がん治療と高濃度ビタミンC療法

その当時ポーリングの理論を信じた医者がいました。リオルダン先生です。ガンに対する「高濃度ビタミンC療法」を行うために努力しました。
彼の信念に理解者が現われ、米国カンサス州ウィチタで、「高濃度ビタミンC療法」を実践することが出来、よい結果を出すことが出来ました。そしてアメリカ国立衛生研究所・国立ガンセンター・食品医薬品局の科学者たちが「高濃度ビタミンC療法」の結果を追試験して、平成17年(2005)に高濃度ビタミンC療法の基礎研究論文を発表しました。

その結果ポーリングが約30年前に唱えた「ビタミンCは選択的にガン細胞を殺す」との概念が正しいという結論に到達しました。
ポーリングは1994年(平成6)に93歳で既に他界していて、残念ながらこの朗報を知ることが出来ませんでした。現在アメリカで約1万人の医師が、日本では約100人の医師たちが「高濃度ビタミンC療法」を開始しています。

がん治療患者と栄養

しかし大切なのは、高濃度ビタミンC療法だけでは、延命やガンの消退効果は達成できないことです。がん治療患者の栄養状態の改善を図ることが、一番大切なのです。

血中アルブミン値を出来れば、3.5mg/dℓ以上に保ち、ヘモグロビン値も10g以上、出来れば12g以上あると、高濃度ビタミンC療法を併用するとよい結果が期待されます。
アルブミンの濃度を上げるには、アルブミン点滴静注や経口でプロテインやアミノ酸(健康保険薬ではESポリタミン)や、BCAA(ロイシン、イソロイシン、バリン等の分枝鎖アミノ酸)をサプリとして投与することが出来ます。

この栄養療法を併用して“ヘム鉄”を投与すると、ヘモグロビンの上昇が期待できます。
通常がん治療患者は、とくに抗がん剤化学療法や放射線療法は免疫能を下げ、体の栄養状態を悪化させますので、がんで死ぬより栄養障害で死亡すると言われています。このように、がん治療患者がガンと闘い、よいQOL(生活の質)を保つためには通常の元気な人間以上に栄養状態に注意を払う必要があります。

進行の進んだがん治療患者は、通常たん白質不足のために高度の貧血があります。栄養を与えるとガン細胞が栄養を奪って、ガンの成長が速くなるとの誤った考えから「食を控える」、とくにたん白質を抑える間違った栄養指導がされています。

過去4年間、私は東京でポーリングの分子生物学の知識に基づき、ポーリングが唱えた「分子整合栄養医学」を金子雅俊先生に習ってきました。
そしてその知識を日常の患者のケアに実践し、とてもお役に立っています。勿論高濃度ビタミンC療法のがん治療患者の栄養にも注意して、活用させて戴いています。
金子先生は、米国でポーリングが存命中にポーリングの薫陶をうけ、20数年前に日本に帰国以来「分子整合栄養医学」を日本で広めておられます。
金子先生とカンサスのリオルダン医師は、ポーリングの同じ門下生のために、金子先生は日本で早くから「高濃度ビタミンC療法」を実施され、私たちにその効用を教授されて来ました。
爾来、私もガン患者の栄養問題と「高濃度ビタミンC療法」に大変興味を抱いていました。そして平成20年の1月からその知識を活用しています。これは非常に嬉しいことです。

メカニズムと安全性

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